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【オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム】開催から1か月経って、その余韻を考える #annkw


annkwトップイメージ

チケット争奪戦敗北からのスタート


2月18日(日)に【オードリーのオールナイトニッポン in 東京ドーム】が開催された。ニッポン放送『オードリーのオールナイトニッポン』の放送開始15周年を記念した番組イベントで、東京ドームに5万3000人、全国の映画館などのライブビューイング会場、オンライン配信などを合わせて16万人が目撃した。


放送当時からずっと聴いている熱心なリスナーとまでは言えないが、私もその16万分の1人で、昨年の最速先行から一般販売まで熾烈なチケット争奪戦に敗れ続け、地元の映画館でライブビューイングで観ることとなった。コロナの影響で配信がより身近になって遠方のイベントにこうしてアクセスしやすくなったのは本当にありがたい(とはいえ、見逃し配信もないのは残酷。さまざまな事情で見れなかった、あの人やあの人の顔が思い浮かびます。合掌。)


観終わった後も「すごいものを観てしまった」と一緒に「なんだろう?この気持ち?」とざわざわして、普段のエンタメを体感した後とは違う余韻が長く続いていた。イベントが終わって1か月が経ったが、当の本人たちもオープニングトークで昨日のことのようにドーム公演について語っていたりするし、違った余韻について少し考えてみた。40超えたおじさんがラジオイベントのライブ見てどうしてこんなにも心を揺さぶられてしまったのか。


当日のイベントの詳細は翌日に朝の情報番組で放送された他、さまざまな情報サイトに掲載されているので、そちらをご覧いただきたい。見逃してしまった方、気になる方は円盤がリリースされるはず(絶対に出して)なので、みんなで買おうぞ。


あまりにも力強いラジオモンスター


ブルーノマーズ東京ドーム公演で見かけた看板
ブルーノマーズ東京ドーム公演で見かけた看板

本編は会場が東京ドームというだけのラジオ公開収録だった。豪華なセットが建てられ、巨大なスクリーンが並び、会場中央に伸びる花道が用意されていた。繰り広げられるベンツのゲレンデを使ったハッスル、フワちゃんとのプロレス、星野源のサプライズ出演など大会場だからこそ可能な演出や企画が大量に仕込まれていた。だが、イベントの中核は「2人によるトーク」だ。


春日が若林に食べさせたかった青春の味再現、ドームに向けた体力作りが気づいたらUber配達員になっていた若林、これまで聴き続けてきたリスナーも大満足のトーク内容で、イベントにしっかり照準を合わせたものになっていた。ただただ楽しく、あまりに力強い。まさに<ラジオモンスター>だ。


ライブ中、ずっと感じていたのは「あぁ聴いてきてよかった。好きでよかった」という思い。ラジオでも、漫才でも、音楽でもプロレスでもなんでも良い。人がひとつのものを好きでいることを肯定してくれる。ちゃんと好きで良かったと思わせてくれたのだ。


ご褒美と希望


映画館
ライブビューイングは地元の映画館で観ました

この数年でオードリーのANNを離れていった人も多い。しょうがない。これまでに摂取してきたカルチャーや、生活環境、人間関係いろんなことがあって、好きなモノも考えることも変わる。それが生きる上でのバランスをとっていくということだから。これらは理屈じゃなくて、それぞれに理想を追い続け、夜空に吸い込まれていった時間、シャワーに流されていった時間があるからだ。そんな時間を巻き込んで、考えて、悩み、苦しみながら、面白いことをやり続けてことで、16万人分の生活を肯定できるパワーを持てたのだろう。


人生において親友やパートナーなど様々な人間関係が構築され、社会が形成されるが、高校の同級生で漫才コンビの相方という特殊な関係性。昭和のお笑い芸人は仲が悪く、令和のお笑い芸人は仲が良いなんてステレオタイプにあてはまらず、好きとか嫌いではなく一緒にいるだけという距離感。2人で歩くとしてもペースは違うが、たどり着く場所は同じ。喋っていたり、いなかったり。東京ドームを目指していたわけではない。だからたどり着いた。そして、これがやりたかった事だと見せつけられた。


あの時間、16万人分の意識がアメーバ状になって混ぜこぜになっていた。1人で聴いていたはずが、それを16万人と共有するという喜び。本当はあるはずじゃなかったご褒美。それはじゃべり倒してきた2人にとってもだ。


そんな彼らがきっと羨ましいのだ。作ろうとしてできるものではないから。人は死ぬまでの時間、誰かといなければならない。いろんな生き方があって、オードリーのようにずっと一緒にいることもあれば、別の道に進んでいくこともある。その先に仕事仲間、取引先、お客さん、保護者会でもなんでも、もしかすると離れ難い繋がりとなりうる新たな出会いが待っているかもしれない。不安だけど、それは希望と呼んで良いのではないだろうか?


本当に人生にお守りになるようなライブでした。今の所、聴くのをやめることは予定にありません。ありがとうございました。





<オマケ>

下記を声に出して読むとゾクゾクするので、ぜひ周りに人がいないことを確かめてからやってみて下さい。


美味しい瞬間を届けたい、ニチレイ、出光興産、日本触媒、タネのタキイ、AKRACING、長州産業、JA全農、テンパール工業、昭和産業、ガチャガチャの森、オリエンタル酵母工業、渡辺パイプ、ヤクルト、夢真、大昭和紙工産業、西松建設、Bons Free、住友金属鉱山、戸田建設、帝人ファーマ、三井不動産、西武鉄道、愛知製鋼、ふりかけるザクザクわかめ、OMO by 星野リゾート、ISHIGURO、東レ、エクスペディア、MIC、オーダースーツSADA

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